中国外岩 桂林 陽朔(ヨウサク)/阳朔(ヤンスー)
中国のクライミング聖地と言えば、広西省にある桂林にある陽朔(ヨウサク)。2017年3月17日-19日の期間上海ロッククライミング倶楽部で桂林遠征を行ってきたのでレポートします。
遠征スケジュールはこんな感じ。
皆上海在住なので、金曜日に仕事が終わってから、空港に集合し夜の便で桂林まで移動。
桂林空港まで上海から飛行機で2時間半~3時間
岩場の陽朔(ヨウサク)は中国華南地域にある広西省桂林市にあります
桂林市は広西省の北側にあり、陽朔は桂林市から車で1時間~1時間ほど南下した場所にあります
陽朔は桂林の観光名物フェリーによる川下りの最終目的地、2015年に高速道路が開通してアクセスが便利になりました。ただこの高速道路は情報によると深夜2時になると閉まってしまうようなので、深夜便で桂林入りする場合、深夜2時までに高速道路に入る必要がありそうです。
陽朔の街は風光明媚な観光地でたくさんの宿とお土産物屋さんがあります
多くのバックパッカーが集うバーやカフェがたくさんあります
桂林と言えば名物は桂林米粉(ビーフン)ただしすべてのお店が美味しいわけではないのでご注意ください!
今回の遠征メンバーは13名。グレードはオンサイト5.8~5.10Bが数名とほとんどの人は外岩初体験、もしくはトップロープでの経験がありましたが、リードクライミングはジムで少し練習したぐらい
桂林は中国でも東南アジアに近い華南地区にあるので、比較的年中あたたかいのですが、2017年3月は気温がだいぶ下がり、上着がないと寒くて辛いほど、10回以上陽朔には行ってますが、こんなに寒い陽朔を経験したのは初めてです。遠征中の2日間はあいにくの雨。そこで初日は雨が降っていても登ることができる銅(同)門山にある「ツインゲート」へ行きました
ホテルのある陽朔市街から車で15分ほど、車を降りて15分ほどの比較的平坦で楽なアプローチ
初日のルート「銅門山」が見えました
洞窟にはテーブルや椅子があり快適、雨の心配も不要。
今回2名の陽朔在住のインストラクターにガイドをお願いしました。
桂林陽朔の岩は良質な石灰岩、課題も欧米のクライマーが開拓しているので、非常に面白いものばかり。
外は大雨でしたが、「ツインゲート」は天然のひさしがあって、雨でも外岩登ることができます。桂林陽朔では雨でも登れる壁が数か所あるので天候に左右されず登ることができます。
今回は外岩初挑戦の方が多かったので、トップロープで登りましたが次回は皆技術を身に付けたのでリードで登りに行きます!
TOPOは120元で購入することができます。
ガイドの阿磊(アレイ)とは、5年の付き合いがあるので、TOPO必要な方は倶楽部まで連絡ください。120元+送料で送ってもらいます。
夜は阿磊おススメのレストランに!
観光客が来るお店ではなく、地元の人が行くレストランだったので、本当に何を食べても安く美味しかった!
二日目も雨だったので、全日は別の雨でも登れる岩場「The Chicken Cave」鸡窝渡(チーウードゥー)へ。この岩場へも市街から車で20分ほど走ります。アプローチは前日の銅門山と異なり少し山道を登ります。歩く時間は20分ほど。
二日目に登ったのは、陽朔市街から車で20分ぐらいの「The Chicken Cave」鸡窝渡(チーウードゥー)5.8の比較的簡単なルートから5.13まであり幅広いグレードのクライマーが一緒に楽しむことができます。雨の心配がないのも嬉しいですね!
ただし地面が石灰岩の砂に覆われているので、ロープの扱いにはご注意ください。
上海クライミング倶楽部では、初心者の人でも外岩を楽しめるように、遠征ツアーを行っています。今回も桂林外岩参加を決めたことで、クライミングを本気で練習し、参加後にリードクライミングに本気チャレンジするメンバーも増えました。
「自分にはまだ早いかも」と思われる方もいるかもしれませんが、桂林外岩日本に帰国してしまうとなかなか自分だけでいくのは難しいもの。
初心者も中級者そして上級者が一緒に楽しむことができる岩場にアプローチしますので、ぜひ次回開催時は参加してみてください!
上海から桂林遠征の費用はこちら
今回は上海からヌンチャク20本、ロープを2本持って行きました。インストラクターに依頼すれば、用意してくれるので、シューズとハーネスさえ持って行けば登ることができます。
ただし自分のギアを使った方がより安全だと思います。
飛行機チケットから食事まで全てコミコミの値段です。
日本から桂林陽朔へのクライミングを検討されている方にもサポートしています。
桂林陽朔の岩場について日本語での情報が必要な方は下記まで連絡ください。
桂林陽朔のTOPOが必要という方も上記に連絡いただければ、対応します。
2017年度版のデザイン 価格:約120元+送料(2017年7月現在)
毎年更新されているようなので、ご容赦ください。
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